フランス料理に欠かせないハーブの話
Vol.1 ROSEMARY ローズマリー

フランスの家庭料理に欠かせないのがハーブ。なかでもローズマリーは鶏肉や豚肉を焼くときにのせたりと、欠かす事のできない香草です。地中海原産のシソ科の常緑性低木であるこのハーブはスパイスとして利用されるだけでなく、樟脳のようなフレッシュな香りがありアロマテラピーなどでも人気です。

ローズマリーは枝を切りとった後も葉が緑色のままで、香りも長く残ることから、ヨーロッパでは古くから結婚と弔い、 つまりは人生の始まりと終わりを告げる儀式において、重要な意味をもつハーブとして使われてきました。 科学的にも優れた薬効、抗酸化作用、殺菌力、消臭効果が証明されているため現代でも人気のハーブですが、 医学的な紀元はさらに古く、紀元1世紀にはすでに古代ローマの医師ディオスコリデスが、その薬効を示していたというから驚きです。 その他にも、ハンガリーのエリザベス女王のために作られた、ローズマリーをを使った化粧水「ハンガリー・ウォーター」のおかげで、 王女がいつまでも美貌と若さを保ったことから77歳になってもポーランドの王様に求婚されたエピソードなども残されており、 ローズマリーの興味深い逸話は数多く伝えられています。